ものづくり補助金は、創業直後やスタートアップの中小企業でも
利用可能なのか??

ものづくり補助金は、創業直後やスタートアップの
中小企業も利用できます!

実は、ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産向上促進補助金)は、創業まもない会社やスタートアップ企業でも利用できます。
実際、弊社がコンサルした御客様は設立2期目、3期目で次々と、ものづくり補助金に採択されています。

設立5年目以内であれば、創業・第二創業加点ポイントがもらえ、採択面で優遇されます。

創業直後の資金調達手段として超おススメです。

当記事では、創業間もない中小企業に対して、ものづくり補助金をおススメする理由や、

利用の注意点を解説します。

この記事を読んでわかること

ものづくり補助金とは

ものづくり補助金とは、中小企業等による生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資を支援する補助金です。
ものづくり補助金に採択されるためには、以下の要件を満たす必要があります。

つまり付加価値額と給与両方を増加させる計画を立てる必要があります。

ものづくり補助金の採択においては「補助金によって生産性や付加価値を高め、その結果を給与に反映させるストーリーが作れるか」が重要です。

ものづくり補助金の対象となる企業

ものづくり補助金の対象企業は、原則として以下の図のとおり、「一定以下の資本金または常勤従業員数」である中小企業者及び小規模企業者です。

上記以外にも、中小企業者に該当する組合・法人や特定事業者、特定非営利活動法人(NPO法人)など、条件を満たした事業者が対象になります。詳細は公募要領にて確認が可能です。

事業規模がまだ小さなスタートアップであれば、問題なく対象になるでしょう。

創業後の経過年数に関する規定はない

ものづくり補助金の要件に、創業後の経過年数に関する規定はありません。

創業ほやほやの企業から創業10年以上の老舗企業まで、経過年数に関係なく応募できます。むしろ創業・第二創業後まもない企業は、加点措置によって採択を受けやすくなっています。

ただし、創業1期目だと、審査員が事業者様の財務状態を判断できないため、初回の決算を終えた創業2期目以上が採択されやすいと言えます。

ものづくり補助金で受け取れる金額と補助率

ものづくり補助金で受け取れる補助金額は枠によって異なります。
申請件数の多い通常枠やデジタル枠の場合、従業員数21人以上であれば、最大1,250万円の補助金が受け取れます。

通常枠の場合、小規模事業者なら、補助率2/3と非常に魅力的な水準です。デジタル枠の場合、小規模事業者でなくても、補助率2/3です。

創業直後やスタートアップの中小企業が申請する際の注意点

創業まもない会社やスタートアップがものづくり補助金に申請する際には、提出書類の違いやつなぎ融資実行の難しさなどを理解しておきましょう。

それぞれの注意点を解説します。

提出書類が異なる

ものづくり補助金申請時の提出書類の1つに「直近2年間の決算書等(貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書、販売管理費明細、個別注記表)」があります。

ただし、設立2年に満たない中小企業者等(1年以上2年未満)は2年分の決算書等がないため、提出する書類の数や種類が変わってきます。具体的には以下の通りとなります。

創業してから2年に満たない事業者(1年以上2年未満):1期分の決算書等

設立まもなく決算書がまだ作成できない事業者:事業計画書および収支予算書

創業直後やスタートアップの事業者様は、事前に確認しておくことが必要です。

つなぎ融資のハードルが上がる

ものづくり補助金は、補助事業終了後に補助金が交付されるという後払いの制度です。

そのため、補助金が交付されるまでに発生する補助事業の経費・その他運営費を、短期間の銀行借入でまかなう企業が多いのが現状です。

ただし、創業直後の中小企業やスタートアップ企業は、過去の事業の実績が乏しいため、

銀行から融資を断られてしまうケースも少なくありません。

創業直後の中小企業が、ものづくり補助金採択後に、つなぎ融資を利用する必要があるときは、日本政策金融公庫の創業融資という制度を利用するのが一番です。

また、補助金対応POファイナンスを活用することもできます。
補助金対応POファイナンスとは、補助金の交付決定通知を「電子記録債権化」して

「担保」にすることができるサービスです。

POファイナンス対応金融機関(商工中金など)が融資を行います。

創業直後やスタートアップの中小企業にものづくり補助金がおススメである訳は

創業直後やスタートアップの中小企業にものづくり補助金をおススメする訳は、「大型の機械・システム投資に対し高い補助率の補助金が貰える」「設立5年以内の中小企業は加点を受けられ、採択が有利」という2点によります。

大型の設備投資に対し高い補助率で補助が受けられる

ものづくり補助金の通常枠の補助率は1/2ですが、小規模企業者・小規模事業者(製造業などは20人以下・サービス業などは5人以下の常勤従業員である企業のこと、または個人事業主のこと)に該当する場合は、補助率2/3が適用されます。

つまり、創業直後やスタートアップで従業員数が少ない場合、補助率が優遇される可能性が高いのです。

補助金を1,000万円で申し込んだ場合、補助率1/2だと2,000万円の経費支出が必要です。

一方、2/3だと1,500万円の経費支出で済むため、500万円を節約することができます。

小規模企業者・小規模事業者に該当しなくても、通常枠以外なら大半の枠が補助率2/3です。

このように、数百万円から数千万円の大型の機械;・システム投資に対し、高い補助率で補助が受けられるという点がものづくり補助金のメリットです。

資金繰りが厳しい創業直後の中手企業にとって、おススメの制度だと言えます。

まとめ

ものづくり補助金は、創業直後やスタートアップの中小企業の資金調達に大変おススメです。

1000万円前後の大型補助金で生産性向上のための機械・システム投資に活用できます。

設立5年以内の中小企業は加点項目により採択が優遇されるため、創業直後の企業こそ、ものづくり補助金の活用を真剣に検討されてはいかがでしょうか。

JTリサーチ&コンサルティングは過去30件以上の補助金申請をサポートし、ものづくり補助金の採択率は全国トップクラスの100%です。

代表コンサルタントの田中 順は、ものづくり補助金の元審査員であり、ものづくり補助金審査の裏側を知り尽くしているからこそ、採択率が100%なのです。

ものづくり補助金の申請に少しでも御興味あれば、ぜひ無料診断及び無料相談をご利用ください。ものづくり補助金の採択を全力でサポートさせていただきます。